「重症熱性血小板減少症候群ウイルスの増殖機構に関する研究」
重症熱性血小板減少症候群ウイルスは2009年に中国で初めて報告され、日本でも2013年に山口県で発見されたダニ媒介性の新規ブニヤウイルスです。西日本を中心に毎年患者の報告があり、高齢者を中心に致死率約30%の非常に重篤な疾患を引き起こします。しかしながら、認可されたワクチンや治療薬はなく、ウイルスの性状もまだよくわかっていません。そこで山口県で最初の患者から分離されたウイルスを用いて、ウイルスタンパク質の機能解析や増殖機構の解析を行なっています。
- Nishio et al., Jpn J Infect Dis. 2017
- Tsuda et al., Biomed Res-Tokyo. 2017
- Lundu et al., Biomed Res-Tokyo. 2018
- Noda et al., 2020(投稿中)